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金沢竜玉 かなざわりゅうぎょく

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世界大百科事典 第2版の解説

かなざわりゅうぎょく【金沢竜玉】

歌舞伎の狂言作者。名優3世中村歌右衛門は,自分が上演する作品の脚本をしばしば作ったが,そのときの筆名。金沢芝助,一洗,戯作者浜松歌国らを集め,みずから筆をとって古狂言の焼直しをしたりした。今日伝存する演目に残った《花雪恋手鑑(はなとゆきこいのてかがみ)》(乳貰い)は,西沢一鳳と彼との合作だという。いかにも俳優の芸の生理を心得た作品である。後に奈河本助にこの名を譲った。【渡辺 保】

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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

金沢竜玉
かなざわりゅうぎょく

江戸後期の歌舞伎(かぶき)俳優3世中村歌右衛門(うたえもん)の筆名。自分が上演する作品の脚本をしばしばつくり、今日まで伝存するものに、西沢一鳳(いっぽう)との合作という『乳貰(ちもら)い』がある。[編集部]

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世界大百科事典内の金沢竜玉の言及

【雁のたより】より

…上演外題《渡雁恋玉章(わたるかりこいのたまずさ)》ほか。《東都名物錦絵始(おえどのめいぶつにしきえのはじまり)》などの中にあった趣向を,金沢竜玉(3世中村歌右衛門)が石川五右衛門を扱った自作の狂言《けいせい雪月花(せつげつか)》の1幕に採り入れ,その脚本が後世に伝わった。1830年(天保1)正月大坂角の芝居初演。…

【中村歌右衛門】より

…その後世への影響は大きい。1820年(文政3)から狂言作者を兼ね,金沢竜玉の名で台帳も書いた。(4)4世(1798‐1852∥寛政10‐嘉永5) 幕末の江戸の名優。…

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