錦ヶ浦(読み)にしきがうら

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

錦ヶ浦
にしきがうら

静岡県東部,熱海市の中部,相模湾にのぞむ魚見崎から磯崎にかけての海岸。その名は,朝日を受けて五色に輝くことによる。自殺,心中の多いところとして知られるが,桜の名所でもある。洋上にはかぶと岩,烏帽子岩,あられ岩など奇岩点在海食洞もみられる。熱海新道の起点で,伊豆大島初島を一望する景勝地。

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世界大百科事典 第2版の解説

にしきがうら【錦ヶ浦】

静岡県熱海市の南部,相模灘に臨む魚見崎周辺の海岸。多賀火山の爆発によって形成された比高50~80mの海食崖が屹立(きつりつ)し,崖下は深い淵をなす。露岩が日射によって錦のようにあざやかに輝くのが地名の由来という。烏帽子(えぼし)岩,兜(かぶと)岩,雀岩などの奇岩や,狗(いぬ)くぐり,胎内くぐりなどの海食洞が点在する。ホテルや観光施設があり熱海の名所であるが,自殺者が多いことでも有名である。【北川 光雄】

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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

錦ヶ浦
にしきがうら

静岡県熱海(あたみ)市街地の南部、魚見崎(うおみざき)南部一帯の海岸。相模灘(さがみなだ)に面する約2キロメートルの海食崖(がい)で、兜(かぶと)岩、烏帽子(えぼし)岩、屏風(びょうぶ)岩などの奇岩、胎内くぐりの海食洞など景勝に恵まれる。かつては自殺の名所として知られていたが、現在は国道(135号)わきの供養塔がそれを伝えるにすぎない。[北川光雄]

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