長沼宗政(読み)ながぬま むねまさ

デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「長沼宗政」の解説

長沼宗政 ながぬま-むねまさ

1162-1241* 平安後期-鎌倉時代武将
応保2年生まれ。小山政光(おやま-まさみつ)の子。下野(しもつけ)(栃木県)長沼荘の豪族。寿永2年源頼朝と対立した源義広を下野で討つ。のち平家追討や奥州攻め,承久(じょうきゅう)の乱でも活躍。摂津,淡路(あわじ)の守護をつとめた。仁治(にんじ)元年11月19日死去。79歳。
格言など】当代(源実朝)は女性をもって宗(むね)となし,勇士は無きが如し(「吾妻鏡」)

出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例

世界大百科事典(旧版)内の長沼宗政の言及

【長沼氏】より

…中世,下野の在地領主。小山政光の子宗政を祖とする。宗政は,朝政(小山),朝光(結城)とともに小山三兄弟の一人で,治承・寿永の内乱期には,朝政とともに志田義広を下野野木宮(のぎのみや)合戦に破り,平氏や奥州藤原氏追討に戦功を立てた。1213年(建保1)には,畠山重忠の子の僧重慶が日光山麓で反乱を企てるとの風聞が立つと,逮捕の命に背いてこれを誅殺し,将軍源実朝の怒りを買った。承久の乱では戦功があり,淡路の守護に任命され,この翌々年淡路国大田文が作成されている。…

※「長沼宗政」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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