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限界状況 げんかいじょうきょうGrenzsituation

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

限界状況
げんかいじょうきょう
Grenzsituation

ドイツの哲学者カールヤスパースの用いた哲学概念で,人間存在を限界づける状況の意。「極限状況」とも訳される。『哲学入門』 (1950) では,死,苦悩,争い,偶然,罪などが限界状況として考えられ,これら限界状況の経験はわれわれを絶望のなかに突落すが,しかしわれわれは絶望に直面したときに初めて真の自分となることができ,包越者 das Umgreifendeが現れ出るとされる。

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出典|ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
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デジタル大辞泉の解説

げんかい‐じょうきょう〔‐ジヤウキヤウ〕【限界状況】

ヤスパースの実存哲学における重要概念。人間存在としての実存が避けることのできない死・苦悩・争い・罪などに直面している状況。極限状況。
従来の環境への適応手段が、全く役立たなくなった状況。環境の変化が大きすぎて、社会的に慣習化された適応手段による処理が、不可能になったとき起こる。

出典|小学館
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大辞林 第三版の解説

げんかいじょうきょう【限界状況】

ヤスパースの実存哲学の用語。平素は無自覚であるが、生きている限り不可避的にそれに直面するしかない状況。死・苦悩・闘争・罪責など。この根源的な場面を通して、人は自己の実存に覚醒するとされる。極限状況。

出典|三省堂
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