ほい‐と【▽陪▽堂/乞=食/乞=児】
《「ほいとう(陪堂)」の音変化》
1 こじき。
2 いそうろう。食客。
ほい‐とう〔‐タウ〕【▽陪▽堂】
《「ほいどう」とも。「ほい(陪)」は唐音》
1 禅宗で、僧堂の外で食事のもてなし(陪食(ばいしょく))を受けること。また、その食べ物。
2 禅宗で、僧の飯米をつかさどること。また、その僧や飯米。
3 他人に食事を施すこと。また、その食事・飯米。
「今夜一夜の―たべ」〈幸若・烏帽子折〉
4 物ごいをすること。また、その人。こじき。ものもらい。ほいと。
「ここかしこ、―しけれども、くれざりければ」〈仮・仁勢物語・下〉
出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例
ほいとう【陪堂】
〔「ほい」は唐音〕
① ㋐ 禅宗で、僧堂以外の場所でもてなし(陪食ばいしよく)を受けること。 「相伴邏斎の僧、-、外僧堂の輩/庭訓往来」
㋑ 禅宗で、僧の食事の世話をすること。また、その僧や飯米。
② 他人に食事を施すこと。また、その食事や飯米。 「今夜一夜の-たべやつとよばはつて/幸若・烏帽子折」
③ 金品をもらって回ること。ものもらい。こじき。ほいと。 「さて此処彼処、-しけれども、呉れざりければ/仮名草子・仁勢物語」
出典 三省堂大辞林 第三版について 情報
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