離断性骨軟骨炎(読み)リダンセイコツナンコツエン

デジタル大辞泉 「離断性骨軟骨炎」の意味・読み・例文・類語

りだんせいこつ‐なんこつえん【離断性骨軟骨炎】

関節軟骨下の骨組織が、栄養障害などの原因壊死し、表面軟骨とともにはがれ落ちる病変子供、特に男子に多くみられる。肘・膝・股関節などに好発する、骨端症一種解離性骨軟骨炎。→少年野球肘

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「離断性骨軟骨炎」の意味・わかりやすい解説

離断性骨軟骨炎
りだんせいこつなんこつえん
osteochondritis dissecans

軟骨下の骨組織が壊死して,軟骨とともに関節内に遊離する疾患。原因は明確でないが,外傷などが考えられる。思春期の男子に多く,約3分の1は両側性に起る。膝関節に多いが,ほか肘関節,股関節,足関節にも生じる。症状は,間欠的な膝の痛み,腫脹,圧痛,脱力感などがある。

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世界大百科事典(旧版)内の離断性骨軟骨炎の言及

【野球肘】より

…野球の投球によるひじの痛みを野球ひじと呼んでいるが,とくに熱心に練習に励んだ人にひじの障害がみられることはよく知られており,一種の使過ぎ症候群である。一般には野球の投球による各種のひじの障害を総称しているが,そのなかの一つ離断性骨軟骨炎という関節面の一部が遊離した状態になったものをchipped elbowとかbaseball elbowと呼び,野球ひじを限定した疾患のみに用いる人もある。 野球の投球という動作は,立ち上がり期から加速期を経てフォロースルー期となる,かなり複雑で無理な運動であるが,とくに加速期ではひじの内側に引張り力が働き,内側を傷めやすい。…

※「離断性骨軟骨炎」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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