関節軟骨の一部が軟骨下骨層とともに
膝関節では
症状は、初期には軽い膝関節痛を自覚する程度ですが、壊死が進行するにつれて階段の昇降や走ることが困難になります。病巣が離断して遊離体になると
診断は、症状とX線所見によりなされますが、X線断層撮影やMRI、CT、骨シンチグラフィなどで詳しい情報が得られます。
治療は、年齢と進行の程度によって異なります。10歳前後の骨の成長期(
すでに離断して長期間たってしまった場合は、骨軟骨片の固定は困難で、骨軟骨片摘出になります。最近は骨軟骨移植が行われるようになり、手術成績も向上しています。
肘関節では、壊死巣は大部分は上腕骨小頭の骨軟骨にあり、大きさは直径1㎝程度です。発症年齢は13~17歳で少年によくみられます。野球の投手に多いため、
治療は発症早期には肘の安静を保つ保存療法を行います。進行すると手術が必要になります。
中川 研二
出典 法研「六訂版 家庭医学大全科」六訂版 家庭医学大全科について 情報
出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報
…野球の投球によるひじの痛みを野球ひじと呼んでいるが,とくに熱心に練習に励んだ人にひじの障害がみられることはよく知られており,一種の使過ぎ症候群である。一般には野球の投球による各種のひじの障害を総称しているが,そのなかの一つ離断性骨軟骨炎という関節面の一部が遊離した状態になったものをchipped elbowとかbaseball elbowと呼び,野球ひじを限定した疾患のみに用いる人もある。 野球の投球という動作は,立ち上がり期から加速期を経てフォロースルー期となる,かなり複雑で無理な運動であるが,とくに加速期ではひじの内側に引張り力が働き,内側を傷めやすい。…
※「離断性骨軟骨炎」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」
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