雪国まいたけ(読み)ゆきぐにまいたけ(その他表記)YUKIGUNI MAITAKE Co.,Ltd.

共同通信ニュース用語解説 「雪国まいたけ」の解説

雪国まいたけ

1983年設立キノコ生産販売大手。マイタケの大量栽培技術を確立し、業績を拡大した。だが2013年に過去の不適切会計処理をめぐって創業者の大平喜信おおだいら・よしのぶ社長が辞任、その後も経営混乱が続いてきた。14年3月期の連結売上高は288億円、純利益は13億円。同月末時点の連結社員数は1196人。東京証券取引所第2部に上場

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知恵蔵mini 「雪国まいたけ」の解説

雪国まいたけ

マイタケを中心としたキノコの生産販売会社。正式名称は「株式会社雪国まいたけ」。本社所在地は新潟県南魚沼市。1983年に設立し、94年に新潟証券取引所の地域産業育成部へ上場。2000年、新潟証券取引所と東京証券取引所の合併に伴い、東京証券取引所市場第2部に上場した。同年、米国へと事業を拡大し、03年に中国進出を果たした。13年、不適切な会計処理が発覚し、創業者である大平喜信社長が引責辞任したが、その後、大株主である元社長ら創業家側と現在の経営陣の間で経営方針を巡る対立勃発。15年、米国の大手投資ファンド「ベインキャピタル」がTOB(株式の公開買い付け)を開始し、雪国まいたけの経営の建て直しを図るため、完全子会社化を目指すことが発表された。

(2015-2-26)


雪国まいたけ

マイタケ・エリンギ・ブナシメジ・モヤシカット野菜などの生産販売を行う会社。株式会社雪国まいたけ(新潟県南魚沼市)。資本金16億521万円、年商288億円(2014年3月期連結実績)。従業員数は社員1196名・臨時従業員664名(連結:14年3月末現在)。1983年7月より雪国まいたけを設立、マイタケの生産販売を開始。2000年3月には東証2部に上場した。15年4月6日、米投資ファンドのベインキャピタルが実施していたTOB(株式公開買付け)が成立。同社は雪国まいたけを完全子会社する意向で、これにより雪国まいたけは上場廃止となる。

(2015-4-10)

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日本の企業がわかる事典2014-2015 「雪国まいたけ」の解説

雪国まいたけ

正式社名「株式会社雪国まいたけ」。英文社名「YUKIGUNI MAITAKE CO., LTD.」。水産・農林業。昭和58年(1983)設立。本社は新潟県南魚沼市余川。農産物生産・販売会社。マイタケのシェアトップクラス。ほかにエリンギ・ブナシメジなど。加工食品も手がける。東京証券取引所第2部上場。証券コード1378。

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