霊泉寺温泉(読み)れいせんじおんせん

日本歴史地名大系 「霊泉寺温泉」の解説

霊泉寺温泉
れいせんじおんせん

[現在地名]丸子町大字平井

内村うちむら渓谷の霊泉寺川沿いにあり、神経痛・胃腸病などの湯治場として知られている温泉。内村川と霊泉寺川とが合流する地に大きな道標があり、文化五年(一八〇八)建立で「欲探霊泉脈截流向左辺」と刻してある。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

日本大百科全書(ニッポニカ) 「霊泉寺温泉」の意味・わかりやすい解説

霊泉寺温泉
れいせんじおんせん

長野県中北部、上田市(うえだし)にある温泉。千曲(ちくま)川の支流内村川(うちむらがわ)渓谷に沿い、上流大塩鹿教湯(かけゆ)温泉とともに内村温泉郷国民保養温泉地)とよばれる。968年(安和1)寺の境内に温泉が湧出(ゆうしゅつ)、効能が大きかったので寺号を霊泉寺としたといい、かつては寺が温泉を経営した。泉質単純温泉。JR北陸新幹線上田駅からバスの便がある。

[小林寛義]

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デジタル大辞泉プラス 「霊泉寺温泉」の解説

霊泉寺温泉

長野県上田市南部にある温泉。霊泉寺川沿いに湧く。かつては霊泉寺の寺湯として栄えた。国民保養温泉地、丸子温泉郷に属する。

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