霊泉寺(読み)れいせんじ

日本歴史地名大系 「霊泉寺」の解説

霊泉寺
れいせんじ

[現在地名]丸子町大字平井

霊泉寺温泉にある古刹。曹洞宗本尊釈迦如来。寺伝によると、開山は雲峰源興、和田繁有を開基に弘安元年(一二七八)に創立されたと伝える。もと臨済宗鎌倉建長寺末であったが、永禄年中(一五五八―七〇)武田信玄により、永平寺派に属し、曹洞宗となった。天正二年(一五七四)高井郡谷厳寺魯庵俊誉をもって中興開山とした(小県郡史)


霊泉寺
れいせんじ

[現在地名]七尾市郡町

竜穏山と号し、曹洞宗。本尊釈迦如来。開基は不明であるが、貞享二年寺社由緒書上によれば、応永一九年(一四一二)八田はつた村寺ヶ谷内にあったのを本七尾もとななおに移し、能登総持寺五院の一つ洞泉庵無端の弟子日東が中興した。畠山氏の帰依を得て歴代霊牌を安置したが、天正五年(一五七七)越後上杉謙信の七尾城攻略の合戦で一時流浪した。

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改訂新版 世界大百科事典 「霊泉寺」の意味・わかりやすい解説

霊泉寺[温泉] (れいせんじ)

長野県中部,上田市にある温泉。セッコウ泉,41℃。三方を山に囲まれ,内村川支流の霊泉寺川沿いにある。鹿教湯(かけゆ)温泉大塩温泉単純泉,40℃)とともに丸子温泉郷を形成する。平安時代,平維茂の発見と伝えられ,9世紀には温泉にちなんで霊泉寺が建立され,寺湯として発展したといわれる。古くから保養温泉として親しまれ,現在も国民温泉に指定され,各種の温泉医療施設がある。付近には霊泉寺のほか,薬師堂,城山公園稚児ヶ淵などがあり,美ヶ原ハイキングの基地にもなっている。長野新幹線,しなの鉄道(旧信越本線),上田電鉄の上田駅からバスが通じる。
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デジタル大辞泉プラス 「霊泉寺」の解説

霊泉(れいせん)寺

福岡県田川郡添田町にある寺院英彦山(ひこさん)の山麓に位置する。宗派天台宗、本尊は千手観音。6世紀前半に中国・北魏の僧、善行が開山したと伝わる。のちに法蓮が中興、室町時代から江戸時代にかけて、修験道の一大拠点として発展した。

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事典・日本の観光資源 「霊泉寺」の解説

霊泉(禅)寺

(長野県上田市)
信州の古寺百選」指定の観光名所。

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