青麻山(読み)あおそやま

日本歴史地名大系 「青麻山」の解説

青麻山
あおそやま

東蔵王などともよばれ、みや北西、蔵王連峰の南東部にあたる複式火山で、第三紀末鮮新世に噴出形成されたといわれる。標高七九九・九メートルの独立峰だが、西約五〇〇メートルの大森おおもり(八一七メートル)山頂が二こぶのように連なってみえる。そのため両山は一つの山とみられることもある(谷文晁「名山図譜―大刈田山の項」宮城県図書館蔵)。古代からこの地方には刈田嶺神の信仰が根強く広まっており、奈良時代から平安時代の初期にかけてこの神に対し、しばしば朝廷から神封を寄進され、また神階を贈られてきた(「続日本紀」「続日本後紀」「三代実録」ほか)

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

貨幣 (名目) 賃金額を消費者物価指数でデフレートしたもので,基準時に比較した賃金の購買力を計測するために用いられる。こうしたとらえ方は,名目賃金の上昇が物価の上昇によって実質的には減価させられている...

実質賃金の用語解説を読む