公立大学法人。静岡県、浜松市、地元産業界が共同で運営する「公設民営方式」の大学で、1999年(平成11)設立されたが、2010年(平成22)4月、私立大学から静岡県設立の公立大学法人へ移行した。2010年時点で、文化政策学部(国際文化学科、文化政策学科、芸術文化学科)、デザイン学部(生産造形学科、メディア造形学科、空間造形学科)の2学部6学科と、大学院(文化政策研究科、デザイン研究科)を置く。「開かれた大学」として地域に密着した教育・研究を展開し、国際社会のさまざまな分野で貢献ができる人材の育成を目ざしている。各施設は、年齢や性別、障害の有無にかかわらず、できるだけ多くの人が利用できるようにユニバーサルデザインの考え方に基づき設計されており、地域住民が織物・木工などの創作活動を行うことができる「自由創造工房」がある。また産学官(産業界・大学・行政機関)連携の推進のため、地元の関係機関とネットワークを結んでいる。所在地は静岡県浜松市中区中央2-1-1。
[編集部]
2000年(平成12)静岡県と浜松市ならびに地元産業界による公設民営の私立大学として開学した。当初は静岡県立短期大学部の4年制化議論において構想されたが,新しい4年制大学として設置された。略称はSUAC。2004年に大学院を設置し,10年には静岡県設立の公立大学法人へ移行した。浜松市中区にキャンパスを構え,2017年4月現在,2学部2研究科に1460人の学生を収容する。「社会に貢献する大学」と「実務型の人材を育成する大学」を基本理念としており,幅広い教養と独創的感性を養うよう学部・学科の枠を越えて学ぶことを推奨する。文化とデザインの融合をめざし,文化政策学部とデザイン学部の積極的な交流も行っている。
著者: 平野亮
出典 平凡社「大学事典」大学事典について 情報
出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報
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