非消費支出(読み)ヒショウヒシシュツ

デジタル大辞泉 「非消費支出」の意味・読み・例文・類語

ひしょうひ‐ししゅつ〔ヒセウヒ‐〕【非消費支出】

所得税住民税などの直接税社会保険料など世帯の自由にならない支出借金利子なども含まれる。→消費支出

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流通用語辞典 「非消費支出」の解説

非消費支出

収入の中で、税金および健康保険料、雇用保険料年金の社会保険料として強制的に支払わされる支出。収入から非消費支出を差し引いた残りが、可処分所得となる。ここ数年、勤労世帯では非消費支出の伸びが収入の伸びを上まわっており、可処分所得や消費支出が横ばいとなっている。非消費支出は、今後さらに増大する傾向を示している。所得の伸び率が低く、この支出がのびると可処分所得が減少し、消費が減退する傾向がみられる。

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「非消費支出」の意味・わかりやすい解説

非消費支出
ひしょうひししゅつ

実支出うち生活費 (消費支出 ) 以外の支出。勤労所得税をはじめ種々の税,社会保障費,他の非消費支出 (借金利子,生産的な飼育栽培に関する費用,盗難金,紛失金など) が含まれる。

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知恵蔵 「非消費支出」の解説

非消費支出

税金(直接税)や社会保険料などをいう。家計調査での内訳は、勤労所得税、個人住民税、他の直接税、公的年金保険料、健康保険料、他の社会保険料。実収入に対する非消費支出の割合は、2005年は15.9%で、1965年(8.6%)と比べると約2倍。

(上村協子 東京家政学院大学教授 / 2007年)

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