響き渡る(読み)ヒビキワタル

デジタル大辞泉 「響き渡る」の意味・読み・例文・類語

ひびき‐わた・る【響き渡る】

[動ラ五(四)]
音や声が一面に響いて伝わる。「サイレンが―・る」
広く世間に知れ渡る。「名声全世界に―・る」
[類語]響く鳴る鳴り響く鳴り渡る通る伝わるとどろ高鳴るどよむどよめくうな聞こえる

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「響き渡る」の意味・読み・例文・類語

ひびき‐わた・る【響渡】

  1. 〘 自動詞 ラ行五(四) 〙
  2. 音が一面に鳴りひびく。音・声が高らかに伝わって聞こえる。よく反響する。
    1. [初出の実例]「ある谷はざまの松風ひびき渡(ワタリ)て」(出典発心集(1216頃か)四)
  3. 世間に広く名声や評判などが伝わる。広く世間に知れわたる。
    1. [初出の実例]「座中の面々は非常な興味を覚え、一時に其の話が芸苑の珍談として響き渡るに至った」(出典:春城随筆(1926)〈市島春城〉雅俗相半録)

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