伝わる(読み)ツタワル

デジタル大辞泉 「伝わる」の意味・読み・例文・類語

つたわ・る〔つたはる〕【伝わる】

[動ラ五(四)]
話などが一方から他方へ通じて広がる。情報が人から人へと知らされる。「こちらの意向先方へ―・る」「避難命令が―・る」「うわさが―・る」
昔から受け継がれて、今に至る。代々受け継がれて残る。「この地に―・る伝説」「当家に代々―・る家宝
海外など、よその土地から入って来る。伝来する。もたらされる。「ポルトガルから―・った食物」「西欧の文化が―・る」
熱・音などが、ある道すじを通って他方へ届く。「壁を―・って聞こえる音」「電流が―・る」
何かを仲だちにして、雰囲気などが感じ取られる。「緊張した空気が―・る」「気持ちの―・ってくる贈り物」
物に沿って移動する。つたう。「屋根を―・って忍び込む」
[類語]通う聞こえる響く聞き取れる耳に入る耳に付く耳朶じだに触れる耳にする耳に挟む小耳に挟む耳に入れる耳に留まる

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

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