鳴響く(読み)ナリヒビク

デジタル大辞泉 「鳴響く」の意味・読み・例文・類語

なり‐ひび・く【鳴(り)響く】

[動カ五(四)]
音が鳴ってあたりに響き渡る。「電話ベルが―・く」
名声評判が世の中に知れわたる。「勇名天下に―・く」
[類語]響く鳴る鳴り渡る通る伝わるとどろ高鳴るどよむどよめくうな響き渡る聞こえる

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「鳴響く」の意味・読み・例文・類語

なり‐ひび・く【鳴響】

  1. 〘 自動詞 カ行五(四) 〙
  2. 音があたり一面にひびく。鳴る音が四方にひびいて伝わる。
    1. [初出の実例]「一切の声の中に最も上れたること、大きに梵響(ナリヒビキ)震ふ雷と音との如し」(出典:西大寺本金光明最勝王経平安初期点(830頃)五)
  3. 名声が知れわたる。評判が、広く世間に伝わる。
    1. [初出の実例]「堀江堀江と国々に鳴り響きたる岩川が角力の内は」(出典:浄瑠璃・関取千両幟(1767)二)

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