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預貸率 よたいりつdeposit-loan ratio

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

預貸率
よたいりつ
deposit-loan ratio

銀行 (金融機関) の預金に対する貸出し比率銀行経営の健全化の比率と考えられ,預貸率が 100%をこえること (オーバー・ローンという) は預金以上の貸出しを行うことで不健全であるとされた。預貸率が高くなると銀行は流動性維持のためコストの高い外部負債に依存しなければならず,それだけ収益は悪化すると考えられた。しかし日本の高度成長は都市銀行のオーバー・ローンによって可能とされたものである。銀行は全体として信用創造できるものであり,個々の銀行としての預貸率を問題とすることには疑問もある。

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朝日新聞掲載「キーワード」の解説

預貸率

銀行の預金残高に対する、貸出残高の割合のこと。調達したお金を、どれぐらい融資に回しているかを見る指標で、高いほど貸し出しが活発。一方、融資が少なければ預貸率は低くなり、その場合は債券など有価証券で資金運用する傾向が強まる。

(2009-01-08 朝日新聞 朝刊 1経済)

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デジタル大辞泉の解説

よたい‐りつ【預貸率】

銀行の預金残高に対する貸出残高の割合。収益の面からはこの割合が高いことが望ましいが、高すぎると経営の安全性を脅かす。預貸比率。→預証率

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大辞林 第三版の解説

よたいりつ【預貸率】

銀行の預金残高に対する貸出残高の割合。金融行政上・銀行経営上重要な指標となる。

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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

預貸率
よたいりつ
loan-deposit ratio

金融機関の預金残高に対する貸出残高の比率のことで、通常パーセント表示である。たとえば、預金2兆円で貸出金1兆8000億円であれば、預貸率は90%となる。また、一定期間中の預金の増加額に対する貸出の増加額の比率を限界預貸率とよぶ。主たる資金の調達面と運用面との相対関係を表す指標で、金融機関経営上の安全性や収益性の判断材料になるものである。この値が100%を超えた状態がオーバーローンといわれる。また、最近は、国債の大量発行などにより金融機関の資金運用形態として有価証券もかなり増えてきており、貸出と有価証券とを合算したものを預金で割った預貸証(しょう)率も同様の観点からよく用いられる。この預貸率ないし預貸証率は、各金融機関の経営姿勢のほか、景気局面などに即応した金融の繁閑によって変動する。[井上 裕]

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