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顕熱 けんねつ

大辞林 第三版の解説

けんねつ【顕熱】

物質の状態を変えずに、温度を変化させるために費やされる熱量。 ⇔ 潜熱

出典 三省堂大辞林 第三版について 情報

栄養・生化学辞典の解説

顕熱

 物質を加熱したときにそれが温度上昇として観察される熱.対語潜熱で,例えば氷が融けて水になっているときには熱を与えても温度上昇は観察されない.このような場合の熱と区別される.

出典 朝倉書店栄養・生化学辞典について 情報

日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

顕熱
けんねつ

熱力学におけるエンタルピーと同義である。気象学では潜熱に対比して用いられる。いま、気温をT(絶対温度)、空気の定圧比熱をCpとすれば、単位質量の空気の顕熱hは次式で与えられる。
  h=CpT
顕熱は熱力学的変化において、圧力を一定にした場合に必要な熱量を考慮した一種のエネルギーを示す状態変数である。[股野宏志]

出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例

世界大百科事典内の顕熱の言及

【潜熱】より

…より大きな熱を加えた場合も融解が完全に終わるまでは温度は一定に保たれる。物体に熱を与えたとき,その熱量に比例して温度変化が現れる場合,この熱を潜熱に対して顕熱sensible heatということがある。相転移【鈴木 増雄】。…

※「顕熱」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社世界大百科事典 第2版について | 情報

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