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風切羽 かざきりば

大辞林 第三版の解説

かざきりば【風切羽】

鳥の両翼の後縁にあって、飛ぶ時に風を切る長くて強い羽毛。かざきり。かざきりばね。

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

風切羽
かざきりばね
remiges

の後部側に並ぶ一連の長い羽毛風切ともいう。飛翔力をもつ鳥のこの羽毛は,ほかの羽毛では中央にある羽軸が外側にかたよっている。先端部の手にあたる部分の第2指骨と腕掌骨に付着するものを初列風切羽といい,翼の羽毛では最も長く,おもにはばたいたときに上昇力や推進力を与える。普通 9~11枚だが,カイツブリコウノトリ類には 12枚ある。腕(尺骨)に付着するものを次列風切羽といい,初列風切羽より短くて幅が広い。枚数はハチドリ類の 6枚からアホウドリの 40枚近くまで種によって異なり,長い翼をもち,尺骨の長い種には多い。おもに滑翔したときに上昇する揚力を得るのに役立つ。次列風切羽のいちばん体側にある数枚を三列風切羽として扱うこともある。三列風切羽はオシドリのイチョウ羽のように飛翔以外の目的に変化しているものもある。

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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

風切羽
かざきりばね

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世界大百科事典内の風切羽の言及

【羽毛】より

…羽小枝は小さな鉤(かぎ)によって互いに組み合わされていて,このため羽枝と羽小枝はばらばらにならずに1枚の羽弁を形成している。体表面をおおう羽毛の大部分と風切羽(かざきりばね)および尾羽はみな正羽で,その機能は主として皮膚の保護と飛行である。綿羽downはふわふわした綿のような羽毛で,はっきりした羽軸をもたず,また羽小枝に鉤がない点で正羽と異なる。…

【翼】より

…翼の羽毛は3種を区別できる。風切(かざきり)羽remex(複数はremiges)は飛羽flight featherともいわれ,主要な飛行器官で,翼の骨に直接ついている。そのうち,腕掌骨と第2・3指の指骨に付着しているものを初列風切primaryといい,尺骨に付着しているものを次列風切secondaryという。…

※「風切羽」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社日立ソリューションズ・クリエイト世界大百科事典 第2版について | 情報

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