飛竜(読み)ペーロン

デジタル大辞泉 「飛竜」の意味・読み・例文・類語

ペーロン【飛竜/剗竜/划竜/白竜】

《〈中国語〉》昔、中国から伝来した競漕きょうそう。また、それに使う船。和船に似てみよしの突き出た細長い船にこぎ手が2列に乗り、かいで水をかいて速さを競う。6月から7月にかけて長崎市で行われるものが有名。競渡けいと 夏》

ひ‐りゅう【飛竜】

ひりょう(飛竜)」に同じ。

ひ‐りょう【飛竜】

空を飛ぶという竜。ひりゅう。

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「飛竜」の意味・わかりやすい解説

飛竜
ひりゅう

日本海軍の航空母艦 (空母) 。 1931年7月横須賀工廠で竣工。基準排水量1万 7300t,速力 34.6kn。飛行機搭載数は常用機 57,補用機 16。中型空母としては,ほぼ理想近く同型の『蒼竜』とともに日本の空母の特徴を最もよく示している。 42年6月5日,ミッドウェー海戦沈没

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

普及版 字通 「飛竜」の読み・字形・画数・意味

【飛竜】ひりよう

天翔ける竜。君主。〔易、乾、九五〕飛、天に在り。大人を見るに利(よろ)し。

字通「飛」の項目を見る

出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報

世界大百科事典(旧版)内の飛竜の言及

【航空母艦】より

…しかし航空機の急速な発達につれて,主力艦の洋上決戦に先立って,空母搭載機による遠距離先制攻撃で敵艦隊の戦力減殺を図り,艦隊決戦を有利に導こうとする構想が醸成され,これらの空母は,運用実績をもとに幾多の改造を重ねて,しだいに内容の充実した実用空母となっていった。当初から本格的実用空母として計画されたものとして,アメリカのヨークタウンYorktown(約2万トン),ワスプWasp(約1万5000トン),日本の蒼竜(約1万6000トン),飛竜(約1万7000トン)がある。イギリスは,この時期にアーク・ローヤルArk Royal(約2万2000トン)を建造しており,これは艦隊空母として画期的なものとして,以後の主力空母の原型となったといわれている。…

※「飛竜」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

今日のキーワード

苦肉の策

敵を欺くために、自分の身や味方を苦しめてまで行うはかりごと。また、苦しまぎれに考え出した手立て。苦肉の謀はかりごと。「苦肉の策を講じる」...

苦肉の策の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android