飯頭(読み)ハントウ

精選版 日本国語大辞典 「飯頭」の意味・読み・例文・類語

はん‐じゅう‥ヂュウ【飯頭】

  1. 〘 名詞 〙 仏語。禅寺での職位一つ典座の下にあって、粥飯大衆に供するもの。はんちょう。はんとう。
    1. [初出の実例]「雪峰在洞山会下、作飯頭」(出典:永平道元禅師清規(13C中)知事清規)
    2. [その他の文献]〔禅苑清規‐一〇・百丈規縄頌〕

はん‐とう【飯頭・半東】

  1. 〘 名詞 〙
  2. はんじゅう(飯頭)
  3. 茶の湯で、客前水屋で亭主を助けて、茶事を手伝う者をいう。

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

普及版 字通 「飯頭」の読み・字形・画数・意味

【飯頭】はんとう

食事頭。

字通「飯」の項目を見る

出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報

今日のキーワード

苦肉の策

敵を欺くために、自分の身や味方を苦しめてまで行うはかりごと。また、苦しまぎれに考え出した手立て。苦肉の謀はかりごと。「苦肉の策を講じる」...

苦肉の策の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android