デジタル大辞泉
「メンタルヘルス」の意味・読み・例文・類語
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メンタル‐ヘルス
- 〘 名詞 〙 ( [英語] mental health ) 心の健康。精神衛生。〔十年後(1983)〕
出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例
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メンタルヘルス
めんたるへるす
mental health
心の健康のこと。メンタルヘルスケアは、具体的には、精神的な疲労やストレスを減らし、うつ病などの精神疾患の予防、さらには早期治療による改善から、よりよい心の状態作りまでを意味している。
現代の職場、学校、地域社会はストレスが多く、とくに職場では半数以上が強いストレスを感じており、心の健康が損なわれやすく、年々、うつ病などの精神疾患や自殺などで労働災害と認められるケースが増えている。現に中小企業が加入する全国健康保険協会の2011年(平成23)の傷病手当金では、精神疾患がトップで26%。癌(がん)19%、循環器の疾患11%を大きく上回った。2008年の労働契約法で企業は労働者の「安全配慮義務」を義務づけられ、メンタルヘルスが重要な課題になってきた。
そこで厚生労働省は2010年「職場における心の健康づくり」の指針を公表した。健康を保つため、睡眠や休息、労働、遊びなどのバランスをとることが必要だが、第一に本人が気をつけるセルフケア、その次に管理職が対応するラインケア、産業医、保健師などの企業内専門スタッフによるケア、地域保健機関、医療機関などの外部専門家によるケアの順で対応する。研修や職場環境の改善などが重要である。また、学校でのメンタルヘルスには1995年度(平成7)から文部科学省がスクールカウンセラーを導入、段階的に広げている。
[田辺 功]
出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例
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メンタルヘルス
・mental health
・労働者の心の健康づくりのこと。
・仕事や職業生活に不安や悩み、ストレスがあると訴える労働者が増えていることから、メンタルヘルスの重要性は昨今強く叫ばれている。
・特にバブル崩壊後のリストラによる少数精鋭での業務遂行における業務量の増加、あるいは成果主義による従業員への成果追求の機会増加等により、近年従業員の心的負担が増大している。
・厚生労働者が平成12年8月に発表した「事業場における労働者の心の健康づくりのための指針」では、労働者の心の健康保持推進のための基本的な実施方法として、①セルフケア、②ラインによるケア、③事業場内産業保険スタッフによるケア、④事業場外資源によるケアをあげている。
・このような背景もあり、近年、特に大企業においてメンタルヘルスへの取り組みを行う企業が増加している。
出典 (株)アクティブアンドカンパニー人材マネジメント用語集について 情報
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メンタルヘルス
メンタルヘルスとは「心の病気」そのものを指す言葉ではなく、「心の健康状態」(精神的健康)を問う言葉です。職場を取り巻く環境や仕事内容が変化する中、心身に不調をきたす人が増えていることから、企業は多様なストレスを軽減するため、解決策を講じることが求められています。
出典 『日本の人事部』人事労務用語辞典について 情報
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