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高等教育会議 こうとうきょういくかいぎ

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

高等教育会議
こうとうきょういくかいぎ

1896年 12月に設置された日本最初の文部大臣の教育諮問機関。教育政策,制度の立案について広く教育界の世論を聞くため帝国議会建議を入れて設置された。帝国大学総長,直轄諸学長,教育行政官らが委員の中心で民間からは伊沢修二,湯本武比古らが加わったにすぎない。専門学校令,高等中学校令などの高等教育制度をはじめ,高等女学校実科の設置などの中等教育制度の整備などに関し,70件に及ぶ諮問事項への答申,16事項にわたる建議を提出した。 1913年6月廃止され,代って教育調査会が設けられた。

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世界大百科事典 第2版の解説

こうとうきょういくかいぎ【高等教育会議】

1896年から1913年まで設けられた文部大臣の諮問機関。文政に関する諮問機関としては日本で最初のもの。日清戦争後,官辺・民間に学制改革論議がわき起こり,他方,文部大臣の独断専行が不可能となった状況に応じて,松方正義内閣の蜂須賀茂韶文相の下で発足。帝大総長・直轄学校長・文部官僚を中心として構成されたが,民間の教育理論家が加わったこともある。高等教育に関する会議ではなく,高等な立場から教育行政・学校制度全般について審議する機関であり,専門学校,中学校,高等女学校その他各種の私立学校に関する改革・整備案が諮問され,日本の近代公教育整備に少なからぬ貢献をなした。

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