鬼才(読み)キサイ

精選版 日本国語大辞典 「鬼才」の意味・読み・例文・類語

き‐さい【鬼才】

  1. 〘 名詞 〙 人間とは思われないほどのすぐれた才能。また、その持主
    1. [初出の実例]「長吉は鬼才、李白は仙才と云ぞ」(出典:古文真宝桂林抄(1485頃)坤)
    2. 「わたしはスウィフトほど頭の好い一代の鬼才に生まれなかったことをひそかに幸福に思ってゐる」(出典:侏儒の言葉(1923‐27)〈芥川龍之介〉)
    3. [その他の文献]〔車志‐鬼才〕

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

普及版 字通 「鬼才」の読み・字形・画数・意味

【鬼才】きさい

人間わざとは思われないすぐれた才能。〔南部新書、丙〕李白を天才と爲し、白居易人才と爲し、李賀を鬼才と爲す。

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