精選版 日本国語大辞典 「魂胆」の意味・読み・例文・類語
こん‐たん【魂胆】
〘名〙
① きもだま。たましい。〔北斉書‐杜弼伝〕
② (━する) 心中ひそかに計略をめぐらすこと。いろいろとくふうすること。また、そのたくらみ。
※浮世草子・子孫大黒柱(1709)一「是も続けてすれば、その品現れん事をこんたんして、折ふしごとに諸人の気を取りけると、はるか後にしれぬ」
③ 物事をうまくやりとげる手段。
※洒落本・無駄酸辛甘(1785)叙「三味せんのこんたんが覚へたくは左吉よりは彌十郎がいいよ」
出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報