山田風太郎の忍法小説。1964年(昭和39)から66年にかけて『大阪新聞』ほかに連載された。初出のときの題名は『おぼろ忍法帖(にんぽうちょう)』。由比正雪(ゆいしょうせつ)は奇怪な妖術(ようじゅつ)師と共謀して、すでに物故した剣豪、荒木又右衛門(またえもん)、田宮坊太郎、宮本武蔵(むさし)、柳生但馬守(やぎゅうたじまのかみ)、宝蔵院胤舜(いんしゅん)などをこの世に再生させ、紀伊大納言(だいなごん)頼宣(よりのぶ)を奉じて江戸幕府を倒さんものと画策する。正雪の野望の前に単身立ちはだかるのは隻眼の剣客、柳生十兵衛である。こうして日本の時代小説に欠くべからざるヒーローたちが、剣や槍(やり)をとって凄絶(せいぜつ)な死闘を展開する。SF的な発想とプロットの妙で、伝奇小説に新生面を開いた作者の忍法帖シリーズ中の代表作といえよう。
[厚木 淳]
『『魔界転生』上下(角川文庫)』
政府首脳が外国を訪問した際の会談内容や合意事項を記した外交文書。法的拘束力は持たないが,その内容は両国を事実上拘束する。類似のものに共同発表 joint statementがあるが,これはより記録的な...
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