(読み)バン

デジタル大辞泉 「鷭」の意味・読み・例文・類語

ばん【×鷭】

クイナ科の鳥。水辺にすみ、全長33センチくらい。全体に灰黒色で、額からくちばしにかけ鮮紅色。泳ぐときに首を前後に振る。温・熱帯分布北日本では夏鳥であるが、南日本では留鳥 夏》

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精選版 日本国語大辞典 「鷭」の意味・読み・例文・類語

ばん【鷭】

  1. 〘 名詞 〙 クイナ科の鳥。全長約三二センチメートル。クイナに似ているがより大きい。全身灰黒色で体の下面はやや淡い。下尾筒の白色と額の紅色が目立つ。あしは暗緑黄色。湖沼水田などの茂みにすみ、小動物や草の種子などを食べる。鳴き声は笑い声に似るので「バンの笑い」などという。南北アメリカ、アフリカ、ヨーロッパに広く分布し、アジアでは西部・南部から東部の沿海州サハリンまで繁殖。北海道・本州では夏鳥で、九州では留鳥が多い。類似種のオオバンは額・嘴が青白色で、あしに水かきをもつので区別できる。《 季語・夏 》 〔俳諧・誹諧初学抄(1641)〕

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動植物名よみかた辞典 普及版 「鷭」の解説

鷭 (バン)

学名Gallinula chloropus
動物。クイナ科の鳥

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