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高井几董 たかい きとう

美術人名辞典の解説

高井几董

江戸中期の俳人。京都生。俳人高井几圭の次男。幼名は小八郎、初号は雷夫、別号に晋明・高子舎・春夜楼・塩山亭、僧号に詐善居士。父に俳諧を学んだ後、与謝蕪村に入門に、夜半亭三世を襲名した。また榎本其角に私淑し、大島蓼太、久村暁台らと親交を結んだ。編著に『其雪影』『明がらす』等。寛政元年(1789)歿、49才。

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デジタル版 日本人名大辞典+Plusの解説

高井几董 たかい-きとう

1741-1789 江戸時代中期の俳人。
寛保(かんぽう)元年生まれ。高井几圭(きけい)の次男。父にまなび,明和7年与謝蕪村(よさ-ぶそん)の門にはいる。師風に忠実で,蕪村派のほとんどの撰集を編集した。蕪村没後3代夜半亭をつぐ。寛政元年10月23日死去。49歳。京都出身。初号は雷夫。別号に塩山亭,高子舎,春夜楼,晋明など。編著に「其雪影」「あけ烏」「蕪村句集」など。
【格言など】酔ふて寝た日のかずかずや古暦(「あけ烏」)

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朝日日本歴史人物事典の解説

高井几董

没年:寛政1.10.23(1789.12.9)
生年:寛保1(1741)
江戸中期の俳人。幼名は小八郎。別号は晋明,高子舎,春夜楼,春秋庵,三世夜半亭など。京都の人。父几圭の導きにより俳諧に指を染める。20歳のときに父を失い,30歳で与謝蕪村に入門。蕪村は,師早野巴人の夜半亭を継承するに際し,巴人門の先輩几圭の遺子几董に,いずれ夜半亭号を譲渡するつもりであった。以後,蕪村を補佐して中興期俳諧の絶頂期現出に貢献。ことに『あけ烏』『続明烏』『もゝすもゝ』などの書は,その実力を十分に示す。蕪村没後,天明4(1784)年追悼集『から檜葉』を手向け,『蕪村句集』を編んだ。ほかにも著書は多いが,蕪村入門当初から終生記録しつづけた『几董句稿』は,夜半亭一門の動静を伝えて貴重である。<参考文献>池上義雄「几董研究」(『国語と国文学』1937年5月号),秋岡美智子「几董年譜」(『連歌俳諧研究』1957年3月号),尾形仂『几董句稿』下

(楠元六男)

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大辞林 第三版の解説

たかいきとう【高井几董】

1741~1789) 江戸中期の俳人。別号、晋明・春夜楼など。京都の人。蕪村門の中心的人物として活躍、のち三世夜半亭を継ぐ。編著「あけ烏」「井華せいか集」など。

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

高井几董
たかいきとう

[生]寛保1(1741).京都
[没]寛政1(1789).10.23. 伊丹
江戸時代中期の俳人。幼名,小八郎。別号,雷夫,晋明,塩山亭,高子舎,春夜楼,春秋庵,夜半亭 (3世) 。法名,詐善居士。父几圭に俳諧を学び,明和7 (1770) 年 30歳で与謝蕪村に入門,一門の重鎮として活躍。蕪村没後,洛東の塩山亭に移り,天明大火 (88) に類焼し,以後は京坂神の門人宅を転々とし,翌年伊丹の士川宅で急逝。編著『其雪影』 (72) ,『明烏』 (73) ,『続明烏』 (76) ,『新雑談集』 (85) ,『付合てびき蔓』 (86) ,『続一夜松』 (86) ,『井華集』 (89) など。

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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

高井几董
たかいきとう

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世界大百科事典内の高井几董の言及

【几董】より

…江戸中期の俳人。姓は高井,幼名は小八郎,別号は晋明,高子舎,春夜楼,3世夜半亭など。京都の人。俳諧ははじめ父几圭に学んだが,その時期の作品は少ない。几圭没後の1770年(明和7),蕪村の夜半亭2世継承(1世夜半亭は巴人(はじん))とともに蕪村の門に入り,頭角をあらわした。72年(安永1),父几圭の十三回忌追善の意味をもつ処女撰集《其雪影》を刊行して世に認められ,翌年はじめて歳旦帳《初懐紙(はつかいし)》を刊行し,自分の結社である春夜楼の存在を世に示した。…

※「高井几董」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

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