黒ダイヤ(読み)クロダイヤ

デジタル大辞泉 「黒ダイヤ」の意味・読み・例文・類語

くろ‐ダイヤ【黒ダイヤ】

カルボナード
石炭貴重品めかして呼んだ語。

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精選版 日本国語大辞典 「黒ダイヤ」の意味・読み・例文・類語

くろ‐ダイヤ【黒ダイヤ】

  1. 〘 名詞 〙 ( 「ダイヤ」は「ダイヤモンド」の略 )
  2. 不純物を含む、暗灰色または黒色のダイヤモンド。カルボナード。黒色ダイヤモンド。黒金剛石。
    1. [初出の実例]「其の指には、白金(プラチナ)の小蛇の目に、小さな黒金剛石(クロダイヤ)を象嵌したのが、絡っていた」(出典日本橋(1914)〈泉鏡花〉三七)
  3. 石炭を貴重品扱いして呼んだ語。
    1. [初出の実例]「黒ダイヤ、インフレの波に乗る新興成金」(出典:黄金部落(1947‐48)〈火野葦平〉結章)

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日本大百科全書(ニッポニカ) 「黒ダイヤ」の意味・わかりやすい解説

黒ダイヤ
くろだいや

包有物に富んだり、ひびが多く発達したりして、黒色を帯びた外観をもつダイヤモンドの総称結晶粒であってある程度の大きさをもったもの、きわめて微細なもの、粗鬆(そしょう)な集合体のものなどがあるが、回収して研磨剤などに利用できるのは最初のもので、ボルトbortとよばれる。包有物は石墨以外に、キンバレー岩を構成する鉱物中の無水鉱物はすべてみることができるという。

加藤 昭]

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デジタル大辞泉プラス 「黒ダイヤ」の解説

黒ダイヤ

福岡県飯塚市、亀屋延永が製造・販売する銘菓。鹿児島産の黒糖と国産小豆を使用した羊羹白小豆を使用した「白ダイヤ」もある。

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