改訂新版 世界大百科事典 「黒山三滝」の意味・わかりやすい解説 黒山三滝 (くろやまさんたき) 埼玉県中央部,入間郡越生(おごせ)町にある滝で,男滝,女滝,天狗滝からなる。荒川の支流越辺(おつぺ)川上流にある黒山鉱泉西方の渓谷にあり,秩父古生層のチャートが造瀑層となっている。かつては修験者の道場であったが,現在は県立黒山自然公園の中心観光地で,新緑と紅葉の季節はとくににぎわう。付近一帯には暖地性のシダやランなどが自生し,黒山の特殊植物群落として県の天然記念物に指定されている。執筆者:新井 寿郎 出典 株式会社平凡社「改訂新版 世界大百科事典」改訂新版 世界大百科事典について 情報 Sponserd by
日本大百科全書(ニッポニカ) 「黒山三滝」の意味・わかりやすい解説 黒山三滝くろやまさんたき 埼玉県入間(いるま)郡越生町(おごせまち)西部にある滝。入間川の支流越辺(おっぺ)川にかかり、秩父中・古生層のなかでも硬いチャートを造瀑(ぞうばく)層として、最大の天滝狗(てんぐだき)、やや上流の男滝(おだき)、女滝(めだき)の三つの滝からなる。昔は修験者(しゅげんじゃ)の道場として使われたが、最近では遊歩道の整備された観光地となっている。越辺川の源流部には黒山温泉がある。付近一帯は県立黒山自然公園に属する。毎年7月の第1日曜には滝開きが行われる。JR八高(はちこう)線、東武鉄道越生線越生駅からバスで25分、下車後徒歩10分。[中山正民] 出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例 Sponserd by
事典・日本の観光資源 「黒山三滝」の解説 黒山三滝 古くから修験の道場として栄え、江戸時代には信仰と遊山を兼ねた場として賑わった。毎年7月第1日曜日に行われる滝開きは、1951(昭和26)年に県立黒山自然公園に指定されたことを機に始められた。[観光資源] 男滝 | 天狗滝 | 女滝 黒山三滝 (埼玉県入間郡越生町)「荒川をめぐる旅100選」指定の観光名所。 出典 日外アソシエーツ「事典・日本の観光資源」事典・日本の観光資源について 情報 Sponserd by
ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「黒山三滝」の意味・わかりやすい解説 黒山三滝くろやまさんたき 埼玉県中部,秩父山地東麓で入間川の支流越辺 (おっぺ) 川上流にある滝。越生町に属する。天狗滝 (15m) ,男滝 (20m) ,女滝 (5m) の3つから成る。付近に黒山鉱泉があり,鎌北湖などとともに黒山県立自然公園に属する。 出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報 Sponserd by