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黒木御所(読み)くろきのごしょ

世界大百科事典 第2版の解説

くろきのごしょ【黒木御所】

皮を削らないままの材木でつくられた粗末な天皇の住居。後醍醐天皇が元弘の乱で隠岐に流されたとき,そこに黒木の御所をつくって皇居としたという話が《太平記》にみえる。〈黒木の屋〉ということもあり,《十訓抄》に天智天皇が筑前国上座郡朝倉に丸木で黒木の屋をつくった話が載っている。黒木御所は尼御所のことをいう場合もあった(《御湯殿上日記》)。白木・黒木【飯倉 晴武】

出典 株式会社平凡社世界大百科事典 第2版について 情報