龍口寺(読み)りゅうこうじ

精選版 日本国語大辞典 「龍口寺」の意味・読み・例文・類語

りゅうこう‐じ【龍口寺】

  1. 神奈川県藤沢市にある日蓮宗本山山号は寂光山。日蓮が文永八年(一二七一)斬罪されようとした龍口法難の旧跡に、延元二年(一三三七日法が建立したと伝えられる。九月の法難会はぼたもち供養として有名。

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

日本歴史地名大系 「龍口寺」の解説

龍口寺
りゆうこうじ

[現在地名]藤沢市片瀬三丁目

さかい(片瀬川)左岸片瀬かたせ山の山腹に位置する。寂光山と号し、日蓮宗、本尊は日蓮像。「日蓮聖人註画讃」は、鎌倉幕府の刑場跡に日蓮の法難を記念して弘安(一二七八―八八)六老僧が創立したというが、応永二四年(一四一七)八月の日英末寺等支配注文(県史三)によれば、日英が千代寿若僧寅菊に譲った末寺講演職等のなかに「片瀬龍口院并旦方」とみえる。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

苦肉の策

敵を欺くために、自分の身や味方を苦しめてまで行うはかりごと。また、苦しまぎれに考え出した手立て。苦肉の謀はかりごと。「苦肉の策を講じる」...

苦肉の策の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android