初い(読み)ウブイ

デジタル大辞泉 「初い」の意味・読み・例文・類語

うぶ・い【初い/初心い】

[形]《「うぶ(初心)」の形容詞化》生まれたままのように、世間ずれしていない。ういういしい。
「『ごく―・いの』と力を込めて云って」〈白鳥泥人形
[類語]うぶ初初しいおぼこ無邪気あどけないいたいけ無心天真爛漫天衣無縫イノセント罪が無い

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「初い」の意味・読み・例文・類語

うぶ・い【初・初心】

  1. 〘 形容詞口語形活用 〙 生来のままで飾りのない。世間ずれしていない。ういういしい。
    1. [初出の実例]「極(ごく)(ウブ)い、処女(むすめッ)ぽい、何とも謂れぬ可憐(いとし)らしい所が」(出典胸算用(1902)〈尾崎紅葉・<著者>瀬沼恪三郎訳〉)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

選挙公営

国または地方公共団体が個々の候補者の選挙費用の一部または全額を負担すること。選挙に金がかかりすぎ,政治腐敗の原因になっていることや,候補者の個人的な財力によって選挙に不公平が生じないようにという目的で...

選挙公営の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android