天真爛漫(読み)テンシンランマン

デジタル大辞泉 「天真爛漫」の意味・読み・例文・類語

てんしん‐らんまん【天真×爛漫】

[名・形動]飾ったり気どったりせず、ありのままであること。無邪気で、ほほえましくなるようなさま。「子供のように天真爛漫な人」
[類語]無邪気うぶういういしいあどけないいたいけ無心天衣無縫イノセント罪が無い

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精選版 日本国語大辞典 「天真爛漫」の意味・読み・例文・類語

てんしん‐らんまん【天真爛漫】

  1. 〘 名詞 〙 ( 形動ナリ・タリ ) うわべをかざったところが少しもなく、ありのままであること。無邪気で屈託のないさま。
    1. [初出の実例]「天然により修めて公苑とせり、故に天真爛漫として、意味深遠の勝致あり」(出典:米欧回覧実記(1877)〈久米邦武〉一)

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四字熟語を知る辞典 「天真爛漫」の解説

天真爛漫

うわべを飾ったところが少しもなく、ありのままであること。無邪気で屈託のない様子

[活用] ―な・―に・―だ。

[使用例] 天真爛漫ながら、無風流極まるこの光景の裏に[夏目漱石吾輩は猫である|1905~06]

[使用例] 彼女は彼女が最も得意とする天真爛漫な心境へつねに到達した[埴谷雄高*死霊|1946~48]

[解説] 「天真」は自然に備わったままで飾り気のない様子。「爛漫」は明らかに現れる様子。

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