惣領甚六(初代)(読み)そうりょう じんろく

デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「惣領甚六(初代)」の解説

惣領甚六(初代) そうりょう-じんろく

?-1780 江戸時代中期の歌舞伎役者
4代岩井半四郎の兄。父は江戸の人形遣い。6代中村勘三郎の門下で中村勘八を名のり敵役をつとめた。明和2年(1765)江戸中村座で惣領甚六と改名し,道外方(どうけがた)に転じた。安永9年2月7日(一説に天明元年(1781)10月21日)死去

惣領甚六(2代) そうりょう-じんろく

?-1837 江戸時代後期の歌舞伎役者。
大坂桐島儀左衛門の門にはいり敵役をつとめた。文化13年江戸河原崎座で2代目を襲名し,道外方(どうけがた)に転じ半道(はんどう)敵を得意とした。天保(てんぽう)8年8月14日死去。前名は桐島儀右衛門。俳名は桃儀,其道,都紅。屋号大坂屋

惣領甚六(3代) そうりょう-じんろく

?-? 江戸時代後期の歌舞伎役者。
2代甚六の門弟。敵役をつとめ,天保(てんぽう)9年江戸市村座で3代目を襲名し,道外方(どうけがた)に転じた。弘化(こうか)(1844-48)のころに死去。前名は惣領勘八。俳名は都紅。屋号は島屋

出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例

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