本庄 波衛(読み)ホンジョウ ナミエ

20世紀日本人名事典 「本庄 波衛」の解説

本庄 波衛
ホンジョウ ナミエ

明治〜昭和期の事業家



生年
万延1年11月20日(1860年)

没年
昭和3(1928)年10月6日

出生地
讃岐多度津(香川県)

学歴〔年〕
専修学校(現・専修大学)卒

経歴
年少にして上京、専修学校で法律学を学ぶ。のち九州・四国などで鉱山業に従事し、日露戦争軍属として出征し満州(中国東北部)に渡る。その後も満州に留まり、大正元年鉄道敷設工事、5年炭鉱経営に尽力し、学校を創設して中国人子弟に教育を施し、満州における朝鮮人の救済指導にも努めた。また奉天神社の規模拡張に満鉄幹部や内地財閥に働きかけ成功した。

出典 日外アソシエーツ「20世紀日本人名事典」(2004年刊)20世紀日本人名事典について 情報

デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「本庄 波衛」の解説

本庄波衛 ほんじょう-なみえ

1860-1928 明治-昭和時代前期の実業家
万延元年11月20日生まれ。讃岐(さぬき)(香川県)多度津(たどつ)藩士の子。上京して専修学校(現専修大)で法律学をまなぶ。鉱山業に従事し,日露戦争で満州(中国東北部)にわたる。戦後も満州にとどまり鉄道敷設工事,炭鉱の経営,学校の創設などに尽力した。昭和3年10月6日死去。69歳。

出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例

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