渡辺喜恵子(読み)ワタナベキエコ

デジタル大辞泉 「渡辺喜恵子」の意味・読み・例文・類語

わたなべ‐きえこ〔‐キヱこ〕【渡辺喜恵子】

[1914~1997]小説家秋田の生まれ。本姓木下郷土に根ざした作風歴史小説などを執筆南部藩御用商人家族を描いた大河小説馬淵川」で直木賞受賞。他に「啄木の妻」「原生花園」など。

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

20世紀日本人名事典 「渡辺喜恵子」の解説

渡辺 喜恵子
ワタナベ キエコ

昭和・平成期の小説家



生年
大正3(1914)年11月6日

没年
平成9(1997)年8月8日

出生地
秋田県北秋田郡鷹巣町

本名
木下 喜恵子

学歴〔年〕
能代高女〔昭和6年〕卒

主な受賞名〔年〕
直木賞(第41回)〔昭和34年〕「馬淵川」

経歴
昭和17年「いのちのあとさき」を発表、創作活動に入る。第二次大戦後、上京して「三田文学」などに作品を発表。34年4代にわたる家族の変遷を描いた「馬淵川」で直木賞を受賞。他の作品に「海の幸」「啄木の妻」「万灯火」「みちのく子供風土記」「原生花園」などがある。

出典 日外アソシエーツ「20世紀日本人名事典」(2004年刊)20世紀日本人名事典について 情報

デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「渡辺喜恵子」の解説

渡辺喜恵子 わたなべ-きえこ

1914-1997 昭和-平成時代の小説家。
大正3年11月6日生まれ。昭和17年「いのちのあとさき」を発表。戦後「三田文学」同人となり,34年「馬淵川」で直木賞。「海の幸」「啄木の妻」などで,波乱の生涯をおくった女性たちをえがいた。ほかに「みちのく子供風土記」など。平成9年8月8日死去。82歳。秋田県出身。能代高女卒。本名は木下喜恵子。

出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例

367日誕生日大事典 「渡辺喜恵子」の解説

渡辺 喜恵子 (わたなべ きえこ)

生年月日:1914年11月6日
昭和時代;平成時代の小説家
1997年没

出典 日外アソシエーツ「367日誕生日大事典」367日誕生日大事典について 情報

今日のキーワード

お手玉

世界各地で古くから行われている遊戯の一つ。日本では,小豆,米,じゅず玉などを小袋に詰め,5~7個の袋を組として,これらを連続して空中に投げ上げ,落さないように両手または片手で取りさばき,投げ玉の数や継...

お手玉の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android