共同通信ニュース用語解説 「ABM制限条約」の解説
ABM制限条約
弾道弾迎撃ミサイル(ABM)制限条約 弾道ミサイルを撃ち落とすABMの保有によって、先制攻撃の誘惑が増して核抑止が崩れるのを防ぐため、1972年に米国とソ連が調印。両国が全土を守る大規模なミサイル防衛システムの配備のほか、海上、空中発射型の迎撃実験などを禁じた。98年の北朝鮮の長距離ミサイル「テポドン」発射などを受け、ミサイル防衛の導入を急ぐブッシュ(子)政権がこの条約を障害とみなし、2001年12月、条約維持を求めるロシアのプーチン政権に離脱を通告、半年後に失効した。
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