CNO-cycle
HからHeを合成する核融合反応の一つ。C.F.v. Weizsäcker(1938)とH.Bethe(1939)が提唱。太陽質量の約2倍以上の主系列星では,CNOサイクルが主たるエネルギー源になっている。14N(p, γ)15O(β,ν)15N(p, α)12C(p, γ)13N(β,ν)13C(p, γ)14Nの主循環と,15N(p, γ)16O(p, γ)17F(β,ν)17O(p, α)14Nの副循環からなるが,副循環の頻度は主循環の1/2,200と小さい。C・N・Oは反応の進行速度を決定する触媒のような役割を演じているに過ぎない。
執筆者:黒田 武彦
出典 平凡社「最新 地学事典」最新 地学事典について 情報
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…全部が矛盾のない状態に落ち着いたところが平衡状態である。水素を消費する熱核反応のおもなものは,陽子と陽子が反応してヘリウムを作り出すp‐pチェーンと,炭素,窒素,酸素を媒介として最終的にヘリウムを作り出すC‐N‐Oサイクルである(図10)。熱核反応では陽子が相手の原子核の静電的なポテンシャルの高い壁に対して量子力学的なトンネル効果で入り込む確率が問題である。…
※「CNOサイクル」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」
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