EDTA(読み)イーディーティーエー

百科事典マイペディアの解説

EDTA【イーディーティーエー】

エチレンジアミン四酢酸(ethylendiaminetetraacetic acid)の略称。化学式は(HOOCCH22NCH2CH2N(CH2COOH)2。無色の結晶。融点240℃(分解)。多くの金属イオンと安定な水溶性キレート化合物をつくるので,金属イオンの分析,分離,除去に用いられる。ゴム,ビタミンC,植物油,医薬,食品などの酸化が微量の金属イオンの触媒作用によることが多いので,その防止剤として,またボイラーの清浄剤,硬水の軟化剤などにも使用。(図)
→関連項目キレート滴定鉛中毒

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世界大百科事典 第2版の解説

イーディーティーエー【EDTA】

エチレンジアミン四酢酸ethylenediaminetetraacetic acidの頭文字をとった略称。の化学式で表される四塩基酸。融点240℃(分解)の結晶性粉末であるが,通常は三ナトリウム二水和物の形で市販されている。水によく溶け,アルカリ土類,希土類,遷移金属など多くの金属陽イオンと水溶性の安定な錯体を形成する。この際,ふつう4個のカルボキシル基のほかに2個のアミノ基の窒素原子が加わった六座配位子,あるいは五座配位子として作用し,金属イオンと1対1のモル比で結合する。

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