軟化(読み)ナンカ

デジタル大辞泉 「軟化」の意味・読み・例文・類語

なん‐か〔‐クワ〕【軟化】

[名](スル)
かたい物がやわらかくなること。固形物質が加熱によってやわらかくなり、変形しやすくなること。また、物をやわらかくすること。⇔硬化
主張態度をやわらげ、穏やかになること。また、穏やかにすること。「深夜に及ぶ説得に態度を軟化させる」⇔硬化
取引で、相場が下がり気味になること。⇔硬化
硬水中のカルシウムマグネシウムを取り除き、軟水にすること。
野菜食用部分を白くやわらかに生長させること。軟白
[類語]やわらかい柔軟しなやか柔らか軟質軟弱柔いやんわりソフトマイルドまろやか穏やか穏便穏当紳士的婉曲えんきょく甘美快美当たらず触らず物柔らか曖昧ほどほど控え目ぼかすぼやかすぼやけるうやむやメロー柔和温厚温和穏健まったり丸いゆるやか

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「軟化」の意味・読み・例文・類語

なん‐か ‥クヮ【軟化】

〘名〙
(イ) 一般に、硬いものがやわらかくなること。柔軟なものに変化すること。⇔硬化
(ロ) 固体が加熱によりやわらかく変形しやすくなること。ガラス・アスファルト・プラスチックなどに見られる現象。⇔硬化
(ハ) 熱処理により炭素鋼材質をやわらかくすること。また、その方法、⇔硬化
(ニ) 医学で細胞や組織が軟弱になること。〔医語類聚(1872)〕
(ホ) 硬水中のカルシウムイオンやマグネシウムイオンを取り除き、軟水にすること。〔家事研究(1920)〕
② 強硬だった主張や態度がやわらげられて穏やかになること。また、そのようにすること。⇔硬化
ホトトギス第四巻第一号のはじめに(1900)〈正岡子規〉「万一我々が都会腐敗を一掃する前に軟化して勇気が挫けたといふやうな事があったら」
③ 取引市場で、相場が安くなること。また、買いから売りに転じること。⇔硬化。〔取引所用語字彙(1917)〕
※海を見に行く(1925)〈石坂洋次郎〉「後場(ごば)軟化でガラ落ちってえんだから」
通風や照光を遮断することによって、ウド・アスパラガス・ナガネギなど野菜類の食用とする部分の緑色化や硬質化を防ぎ、軟質を保ちながら生長させ、食用として利用しやすいようにすること。軟白。

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

普及版 字通 「軟化」の読み・字形・画数・意味

【軟化】なんか

柔軟化。

字通「軟」の項目を見る

出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報

今日のキーワード

発見学習

発見という行為の習得を目指す学習。または,発見という行為を通じて学習内容を習得することを目指す学習。発見学習への着想は多くの教育理論に認められるが,一般には,ジェローム・S.ブルーナーが『教育の過程』...

発見学習の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android