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ICタグ あいしーたぐ/ICたぐ radio frequency IC tag

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知恵蔵2015の解説

ICタグ

小型のICチップと、無線でリーダー(読み取り装置)と通信するアンテナを組み込んだ荷札(タグ)。無線ID(RFID)とも呼ばれる。商品に添付することによって、スーパーコンビニのレジでカゴに入れたまま一度に精算することが可能になり、書店やレコード店での万引き対策にも有効となる。従来のバーコードに比べて10倍以上の情報を記録できるだけでなく、添付後の書き込みができることから、生産者による生産・商品情報に加えて、流通の各段階で入庫・出庫情報などを追加することによって、輸送・在庫管理の効率化と、生産から流通に至る商品履歴の追跡(トレーサビリティー)も可能にする。現状ではまだ実験段階であるが、物流部門では実用化の動きが急速に高まってきており、世界最大の小売業ウォルマートは、2006年中に米国内の1000店舗での導入を計画している。また、百貨店の靴売場では、ICタグを使って在庫確認をするシステムも開発されている。今後本格的に普及させるためには、大幅なコスト削減や規格の統一、個人情報保護対策などが必要となるであろう。

(懸田豊 青山学院大学教授 / 2007年)

ICタグ

無線IDチップ」のページをご覧ください。

出典|(株)朝日新聞出版発行「知恵蔵2015」
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デジタル大辞泉の解説

アイシー‐タグ【ICタグ】

IC tag タグは「荷札」の意》小さな無線ICチップ。商品に貼付し、電波の送受信で商品の識別、管理などに利用される。バーコードよりも多くの情報を記録できる。無線ICタグRFIDタグRFタグ電子タグ。→アール‐エフ‐アイ‐ディー(RFID)

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百科事典マイペディアの解説

ICタグ【アイシータグ】

ユビキタス

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ASCII.jpデジタル用語辞典の解説

ICタグ

無線で情報の読み出し・書き込みが可能なICチップを内蔵した荷札。荷札型のもの以外にも、ラベル型、カード型など、さまざまな形状がある。RFID(Radio Frequency Identification)の一種で、動作に電源が不要なことが特徴。バーコードに比べ多くの情報を保存できるため、商品の生産から物流、販売、廃棄までの過程全体を把握でき、流通の効率化や在庫管理の簡略化が可能になる。

出典|ASCII.jpデジタル用語辞典
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IT用語がわかる辞典の解説

アイシータグ【ICタグ】

非接触で情報の読み書きをするICチップ。大きさは数mmから数cm程度で、電波を利用してデータの送受信を行う。物品の識別や流通管理を目的として開発されたが、将来的にはユビキタス社会の基盤技術のひとつになるとみなされている。◇「RFIDタグ」「電子タグ」「無線ICタグ」ともいう。

出典|講談社
(C)Kodansha 2011.
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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

ICタグ
あいしーたぐ

半導体集積回路(IC=Integrated Circuits)に情報を記載し、荷札(タグ tag)またはバーコード・ラベルの役割をする小さいチップ。電子タグ、無線タグ、RFID(Radio Frequency Identification=無線認証)ともよぶ。商品などに貼付したり埋め込んだICチップに記録された情報を、内蔵する小形アンテナやコイルを介して電波や電磁誘導電磁結合により非接触で外部と情報を交換する。これらは用途に応じた形状と読み/書き方式、記憶容量をもち、パッシブ型は情報交換時に電力を非接触で外部から受け、アクティブ型は内蔵電池を利用する。別に光、超音波を利用する方式もある。
 ICタグの形状には円板型、円筒型、カード型、箱型、貼付可能なラベル型があり、長い方向で数ミリメートルから数十ミリメートルで薄形である。情報の読み出し専用と読み書き可能のものがあり、読み/書き装置(リーダー/ライター)との距離は使用周波数に応じて、数センチメートル以下の密着型には135キロヘルツ(kHz)以下の電磁結合または電磁誘導方式を、1メートル程度の近接型には13.56メガヘルツ(MHz)クラスの電磁誘導方式を、数メートル以上の遠隔型には860メガヘルツ以上の電波方式を用いている。
 記憶容量の比較的少ないIDなどを扱うICタグは、ROM(読み出し専用)型または追記可能なWORM(1回書き込み多回読み出し)型メモリーを用いる。読み書き可能なタグには比較的大容量のRAM(読み書き可能)型メモリーを用い、センサーやデータ処理回路を付加した高機能なものもあるが、高価である。
 バーコードの進化したものと期待されているパッシブ型は、自力では電波は出せないが、小型軽量で半永久的である。読み取り距離はミリクラスから数メートルのものが多く、現状では数十円程度。バーコードとは桁(けた)はずれの情報量を記憶でき、泥やあかなどの汚れに強く、ケースのままでも読み書きができ、瞬時に多数のタグにアクセス可能などバーコードにはない利点は多く、繰り返して書き込みのできるものもある。標準的な128ビットのICタグではIDだけを書き込んでおき、ネットワーク側に記録されているデータを利用する。しかし、近くのものの読み落としや、遠くから読まれてしまうなどのプライバシー保護への配慮は必要で、バーコードなみの普及には1個10円以下であることが必要という価格上の課題も残されている。POS(ポス)とか免許証、入退室管理、書庫管理などに用いる。
 アクティブ型は自力で電波を出すため、寿命は内蔵電池の寿命で決まり数年位である。しかし、高機能で記憶容量を大きくしやすく、ICタグ側から読み/書き装置やほかのICタグなどへのアクセスを可能としたもの、センサーなどを搭載したものもある。価格は1000円以上。工場の自動管理(FA)や荷物の仕分け、医療・動物などの追跡・履歴管理などに用いる。
 ICを識別に用いたカードの特許出願は意外と古く1970年、ICタグは1980年代に登場、需要が急増するのは21世紀初頭に登場したJRのSuica(スイカ)などからである。普及に伴い、ICタグの規格統一が国際的に図られている。[岩田倫典]
『砂川克・菊井広行著『最新特許にみるICカード開発としくみ』(1988・工業調査会) ▽荒川弘煕編、NTTデータ・ユビキタス研究会著『ICタグって何だ?――ユビキタス社会を実現するRFID技術』改訂版(2003・カットシステム) ▽石井宏一著『「ICタグ」がよくわかる――流通情報革命の切り札』(2004・オーエス出版) ▽日本ユニシスICタグ研究会監修、秋山功・井口伸奏・末永俊一郎他著『ICタグの仕組みとそのインパクト』(2004・ソフト・リサーチ・センター) ▽Klaus Finkenzeller著、ソフト工学研究所訳『RFIDハンドブック――非接触ICカードの原理と応用』第2版(2004・日刊工業新聞社) ▽井熊均著『ICタグビジネス――実践手法と新分野への適用』(2004・東洋経済新報社) ▽根日屋英之・植竹古都美著『ユビキタス無線工学と微細RFID――無線ICタグの技術』第2版(2004・東京電機大学出版局) ▽井上能行著『ICタグのすべて――しくみ、技術から生産・流通での運用まで』(2004・日本実業出版社) ▽日本自動認識システム協会企画協力、吉岡稔弘著『絵とき無線ICタグ――広がるRFIDの世界』(2004・オーム社) ▽岸上順一監修『ポイント図解式RFID教科書――ユビキタス社会にむけた無線ICタグのすべて』(2005・アスキー) ▽宇佐美光雄・山田純編『ユビキタス技術 ICタグ』(2005・オーム社) ▽白鳥敬著『「ICタグ」がビジネスを変える』(2005・ぱる出版)』

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