IrDA(読み)アイアールディーエー

デジタル大辞泉 「IrDA」の意味・読み・例文・類語

アイ‐アール‐ディー‐エー【IrDA】[Infrared Data Association]

Infrared Data Association赤外線通信を利用した近距離データ通信の技術仕様の規格携帯電話ノートパソコン携帯情報端末データ通信に利用される。また、同規格を策定した業界団体。1993年設立。

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カメラマン写真用語辞典 「IrDA」の解説

IrDA

 Infrared Data Associationの略。赤外線による光無線データ通信を規格化している団体名で、そこで策定された規格そのものを指すこともある。規格はまずノートパソコンに採用され、NTTドコモの携帯電話に標準採用されて普及が加速した。携帯電話がカメラ機能を備えてからは、撮影した写真をノートパソコンに送るのに使われ、やがてコンパクトプリンタにも送受信機が搭載されるようになった。通信距離と転送速度によって規格が細かく細分化されているが、115Kb/秒が一般的。現在はより4Mb/秒と高速な IrSimple へと役割バトンを渡しつつある。

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IT用語がわかる辞典 「IrDA」の解説

アイアールディーエー【IrDA】

赤外線通信の規格のひとつ、または規格を策定した団体名。ノートパソコン・携帯電話・PDAなどのデータ通信に利用される。通信距離は障害物がなければ1m程度。◇「Infrared Data Association」から。

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ASCII.jpデジタル用語辞典 「IrDA」の解説

IrDA

赤外線用の通信規格を策定する団体、およびその規格。IrDAに対応した機器同士であれば、赤外線ポートを向かい合わせるだけで通信できる。最高4Mbpsの速度、最大1mの距離で通信を行えるIrDA DATAと、最高75kbpsの速度、最大5mの距離で、8台までの端末と通信を行えるIrDA Controlがある。

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パソコンで困ったときに開く本 「IrDA」の解説

IrDA

家電製品リモコンなどでも使われている、赤外線を利用して一対一でデータをやり取りする規格です。赤外線端子が内蔵されていれば、ケーブルを使わなくてもノートパソコン同士でデータの受け渡しができます。
⇨ワイヤレス

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世界大百科事典(旧版)内のIrDAの言及

【入出力装置】より

…入出力インターフェースには,パソコンだけをとっても,次のように多数のものがある。主にパソコンの内部と外部とのインターフェースとして,RS-232C,USB,IEEE1394,10Base-T,MIDIなどのシリアルインターフェース,セントロニクス,SCSIなどのパラレルインターフェース,赤外線無線通信のためのIrDAなどがある。また,パソコン内部に装着する周辺装置のためのインターフェースとして,PCI,ISA,PCMCIA,IDEなどがある。…

※「IrDA」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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