知恵蔵 「Nexus 7」の解説
Nexus 7
新モデルのハードウエアは、初代と同様にエイスース(ASUS)社が製造しており、CPUは、クアルコム社のSnapdragon S4 Proプロセッサ。2ギガバイトのメモリ、5メガピクセルの背面カメラ、ステレオスピーカー、Wi-Fi(2.4GHz/5GHz、802.11 a/b/g/n)、Bluetooth4.0、近距離無線通信の国際規格であるNFCなどを搭載している。基本ソフト(OS)はAndroid4.3。
ディスプレイは1920×1200ドットで、初代よりも高解像度のフルHD。サイズは200ミリ×114ミリ×8.65ミリと、初代よりも若干スリムになっている。重量も290グラムと、初代の340グラムより50グラム軽くなった。一般的なタブレットは、10インチ程度のものが多く、7インチのNexus 7は、それらタブレットよりも小さいため、持ち運びに適しており、移動中でも、気軽にネットや、動画、音楽などが楽しめる。その他、Nexus 7は、ワイヤレス充電「Qi(チー)」に対応した世界初のタブレットとしても注目されている。
Nexus 7には、内蔵メモリが16GBと32GBのWi-Fiモデルと、SIMフリーLTE対応の32GBモデルの3種類がある。価格は27800円からとなり、ライバル製品であるアップル社の「iPad mini」の32800円より安い。ただし、iPad miniも新モデルが出るとのうわさがあるため、今後の小型タブレット市場の動向が注目される。
(横田一輝 ICTディレクター / 2013年)
出典 (株)朝日新聞出版発行「知恵蔵」知恵蔵について 情報