20世紀西洋人名事典 「M.ボンテンペリ」の解説
M. ボンテンペリ
Massimo Bontempelli
1884.5.12.(1878.説有り) - 1960.7.21
イタリアの詩人,作家,政治家。
コモ生まれ。
ジャーナリストとして活動を始め、後作家生活に入る。未来派運動に参加し、第一次大戦後は純粋詩を創作、1926年文芸雑誌「ノベチェント」を創刊し新しい文学運動を先導、都会的で、空想とナンセンスとユーモアーが交錯するなかに皮肉な人生哲学がうかがえる作風で、長編小説「最後のイブ」(’23年)、「二人の母を持つ息子」(’26年)、「アドリアとその息子たちの生と死」(’30年)、短編集「わが夢の女」(’25年)、戯曲「われらの女神」(’25年)等の作品がある。第二次大戦後は共産主義に転向、上院議員となる。
出典 日外アソシエーツ「20世紀西洋人名事典」(1995年刊)20世紀西洋人名事典について 情報