いけない(読み)イケナイ

デジタル大辞泉 「いけない」の意味・読み・例文・類語

いけ◦ない

[連語]《動詞「い(行)ける」の未然形+打消しの助動詞「ない」》
「悪い」の遠回しな言い方。
㋐人のしたことなどに対して非難するさま。感心できない。よくない。「いたずらばかりして、―◦ない子だ」「定刻に遅れたのが―◦ない」
㋑(「…にいけない」の形で)悪い結果を招くさま。よくない。「塩分のとりすぎはからだに―◦ない」
㋒ぐあいが悪い。まずい。「―◦ない、寝坊しちゃった」
㋓困ったことだと同情するさま。「病気だって。それは―◦ない」
よくなる見込みがないさま。だめだ。「手を尽くしたが、もう―◦ないようだ」「ついに店も―◦なくなる」
酒が飲めないさま。「あまり―◦ない口でして」
(「…ていけない」などの形で)その点が気に入らない、好ましくないという気持ちを表す。嫌だ。「気が散って―◦ない」「北向き部屋は寒くて―◦ない」「いい人だが、おしゃべりで―◦ない」
(「…てはいけない」などの形で)その行為状態規則などで許されていないことを表す。「芝生に入っては―◦ない」「話し方は速すぎても―◦ない」「お返しの品はあまりりっぱでは―◦ない」
(「…といけない」の形で)そういう状態になると困るという気持ちを表す。「遅刻すると―◦ないと思って早めに出かける」「腐ると―◦ないから冷蔵庫に入れておく」「寒いと―◦ないので厚着をしてきた」
(「…なければいけない」などの形で)そうする義務や必要があるという気持ちを表す。「平和憲法はどんなことがあっても守らなければ―◦ない」「明日までにレポートを提出しなくては―◦ない」
[類語]悪いけしからん禁物駄目粗悪劣悪不良不可いかん良からぬ

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

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