翻訳|Anchorage
アメリカ合衆国アラスカ州南部,クック湾奥に位置する同州最大の都市。人口27万5043(2005)。1914年にアラスカ鉄道の敷設基地として創建され,第2次大戦中はアラスカ防衛司令部がおかれて急速に発展した。戦後も防衛基地として,また北欧と東アジアとを結ぶ北極経由の航空路の中継地として重要性を増した。アンカレジ港の開港(1961)により,油田地帯の供給・移出基地としての性格を強めており,近年の人口増加は著しい。マタヌスカ谷やケナイ半島といった農鉱業地帯を周囲にもつほか,製材,水産加工業が立地する。北緯約61°という高緯度にしては気候は温和で,スキーをはじめとした観光業の重要性が近年増してきている。毎年2月の毛皮市場は有名。64年3月27日の大地震で大きな被害を受けた。
執筆者:矢ヶ崎 典隆
出典 株式会社平凡社「改訂新版 世界大百科事典」改訂新版 世界大百科事典について 情報
出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報
出典 株式会社平凡社百科事典マイペディアについて 情報
ユーラシア大陸、北アメリカ大陸北部に広く分布し、日本では北海道にエゾヒグマが生息する。成獣は体長2メートル以上、体重300キロにもなり、日本最大の陸生動物として知られる。雑食性で草や木の実、サケ、シ...