スナップ

精選版 日本国語大辞典 「スナップ」の意味・読み・例文・類語

スナップ

〘名〙 (snap)
① 留め金具の一種。スプリング力を利用して凹凸(おうとつ)を押し合わせる一対の小さい留め金。
※朱と緑(1936)〈片岡鉄兵〉愛憎極意「ポチリと口惜し涙が一とつぶ、瞼毛の上で銀のスナップを外したやうな音を立てた」
② (━する) 「スナップショット」の略。〔アルス新語辞典(1930)〕
※古川ロッパ日記‐昭和一一年(1936)六月二五日「高田浩吉・小笠原章次郎等とスナップを撮り」
(イ) 野球などで投球打球のさいの手首の力をきかせること。
(ロ) アメリカンフットボールで、センターがバックフィールドにボールを後投すること。スナッピング。

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デジタル大辞泉 「スナップ」の意味・読み・例文・類語

スナップ(snap)

衣服などの合わせ目に用いる凹凸2個一組の円形の小さな留め金具。ホック
スナップショット」の略。
野球の投球や打撃ゴルフの打球の際、手首の力を用いること。「スナップをきかせる」
アメリカンフットボールで、プレー開始のとき、攻撃側のセンターがボールをすばやく後方の選手に手渡し、またはパスすること。スナッピング。スナップバック。
手加工の鍛造などで、材料上面をわん形に変形させるときに用いる工具
スナップドラゴン」の略。
[類語](1ボタンホックフックこはぜ/(2近影

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知恵蔵mini 「スナップ」の解説

スナップ

スマートフォン向け写真・動画共有アプリ「Snapchat」を運営する米国の企業。本社所在地は米国カリフォルニア州。2011年9月、スナップチャット社名で設立され、Snapchatのサービスを開始した。投稿した写真や動画が閲覧後最長10秒で自動消滅する仕組みの同アプリは、日本を含む世界各国で若者を中心に大ヒットし、同社は急成長を遂げた。16年9月に現在の社名に変更し、サングラス型カメラ「Spectacles」を発表。17年3月にはニューヨーク証券取引所上場を果たしている。

(2017-3-7)

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「スナップ」の意味・わかりやすい解説

スナップ
snap

プレスボタン,ホックともいい,金属製の凹凸2種の組合せで留める仕組みになったボタン。下着や簡易服,小児服などに多く用いる。真鍮製,鉄製などで表面にニッケルメッキを施したものが多い。

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ASCII.jpデジタル用語辞典 「スナップ」の解説

スナップ

CADでオブジェクトを格子や他のオブジェクトの特定の部位に自動的に接続すること。

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