デジタル大辞泉
「マクデブルクの半球」の意味・読み・例文・類語
マクデブルク‐の‐はんきゅう〔‐ハンキウ〕【マクデブルクの半球】
出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例
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精選版 日本国語大辞典
「マクデブルクの半球」の意味・読み・例文・類語
マクデブルク の 半球(はんきゅう)
- マクデブルク市長O=v=ゲーリケが大気圧の強さを証明するための実験に用いた二個の金属製の半球。実験は、一六五七年にマクデブルクで初めて公開された。直径約四〇センチメートルの半球二個を密着させて内部の空気を抜いたところ、両側から八頭ずつの馬に引っぱらせて、ようやく離すことができたという。
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マクデブルクの半球
マクデブルクのはんきゅう
Magdeburg hemisphere
1654年マクデブルクの市長 O.vonゲーリッケは,みずから製作した真空ポンプを用いて,金属製の2個の半球殻を合せてその内部の空気を抜き,各球に8頭ずつの馬をつないで左右に引張らせたが,2つの半球は離れなかった。彼はこの公開実験により大気の圧力の大きさを大衆に示した。これをマクデブルクの半球と呼ぶ。
出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報
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出典 株式会社平凡社「改訂新版 世界大百科事典」改訂新版 世界大百科事典について 情報
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世界大百科事典(旧版)内のマクデブルクの半球の言及
【ゲーリケ】より
…1626年帰郷とともに市参事会員となり,46年から30年間市長を務め,三十年戦争で破壊された市の復興に尽力し,市の自治権を守るために諸侯の間を奔走した。この職務の合間に彼は真空の存在を実証するため真空ポンプを製作して諸実験を行ったが,なかでも大気圧の強さを示したマクデブルクの半球実験(1657)は著名である。彼の真空に関する実験は諸国に伝えられてR.ボイルやC.ホイヘンスの気体力学研究の契機となった。…
【真空】より
…17世紀中葉流行となったこのような真空実験で,もっとも著名なのはドイツのO.vonゲーリケによるそれだろう。〈マクデブルクの半球〉と呼ばれるこの実験では,金属製の半球を合わせて作った球の内部の空気を,みずから発明した真空ポンプで抜き,その両半球にそれぞれ馬をつないで引っ張らせた。1657年のことである。…
※「マクデブルクの半球」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」
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