争奪(読み)ソウダツ

精選版 日本国語大辞典 「争奪」の意味・読み・例文・類語

そう‐だつサウ‥【争奪】

  1. 〘 名詞 〙 争って奪い合うこと。
    1. [初出の実例]「詭計争奪無至」(出典:旱霖集(1422)墳塔之戒)
    2. 「夫れ織田信長の死せし後、其将士の主家を争奪する彼の如きものは何ぞや」(出典:日本開化小史(1877‐82)〈田口卯吉〉五)
    3. [その他の文献]〔礼記‐礼運〕

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最新 地学事典 「争奪」の解説

そうだつ
争奪

piracy ,river capture

隣り合う二つの川の一方の源流部が谷頭侵食によって分水界を刻み込み,他方の川に到達してその地点より上流河流を奪い取る現象。河床に高度差のある川の間で起こる。奪われた川の流れが,奪った川の流路へ移った場所を争奪の肱ひじ(elbow of capture)という。平面的には流路がここで急に屈曲することが多く,あたかも肱のような形をとることからこのように呼ぶ。争奪後の川によって,切り取られた谷の切り口ウィンドギャップといい,この部分が争奪のあった2河川の谷の分水界となる。奪取した川は流水が増し侵食力を強めるため,深い谷を刻み込む。一方,上流を奪われた川を首無川といい,流水の減少によって侵食力が弱まり,かつての広い河床の中を細流となって流れる。このような川を無能川という。

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普及版 字通 「争奪」の読み・字形・画数・意味

【争奪】そう(さう)だつ

奪いあらそう。〔礼記、礼運〕信をじ睦を脩む、之れを人の利と謂ふ。爭奪相ひす、之れを人の患と謂ふ。故に人の~爭奪を去る以(ゆゑん)は、禮を舍(す)てて何を以てか之れを治めん。

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