再拝(読み)サイハイ

デジタル大辞泉 「再拝」の意味・読み・例文・類語

さい‐はい【再拝】

[名](スル)
二度繰り返して礼拝すること。「再拝して頼み込む」
手紙の終わりに相手敬意を表して用いる語。「頓首とんしゅ再拝
[類語]礼拝奉拝跪拝遥拝拝礼

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「再拝」の意味・読み・例文・類語

さい‐はい【再拝】

  1. 〘 名詞 〙
  2. ( ーする ) くりかえして二度礼拝すること。再度敬礼すること。
    1. [初出の実例]「但渤海国使、皆悉下馬、再拝舞踏」(出典:続日本紀‐宝亀一〇年(779)四月己丑)
    2. 「先づ将門に再拝して」(出典:将門記(940頃か))
    3. [その他の文献]〔書経‐康王之誥〕
  3. 書簡文の終わりに相手に敬意を表して用いる語。
    1. [初出の実例]「再拝稽顙謹言 三月日 前権中納言 按察中納言殿」(出典:明衡往来(11C中か)下本)

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普及版 字通 「再拝」の読み・字形・画数・意味

【再拝】さいはい

ふたたび拝礼する。〔書、顧命〕王を(むか)へて册(策)命(さくめい)して曰く、~汝に訓を嗣ぎ、臨みてに君とし、大卞(たいはん)(大法)に循(そつじゆん)し、天下燮和(せふわ)し、用(もっ)て・武の光訓に答揚(たふやう)せんことを命ず。王、再拜して興(た)つ。

字通「再」の項目を見る

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世界大百科事典(旧版)内の再拝の言及

【采配】より

…日本の指揮用具の一つ。再拝,采幣,采牌などとも書くが,いずれもあて字である。古く放鷹(ほうよう)にあたってタカの指揮に用いる切り裂き紙をたばねた竿(さお)を〈ざい〉といい,また犬追物(いぬおうもの)の合図にも神供の幣を用いて〈再拝〉といった。…

※「再拝」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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